GUIDE — APP 04

SESSION LOG

GNSS Session Logの使い方

GNSS Session Logの使い方

GNSS Session Log は、GNSS観測の観測記簿と、TS(光波)による基準点測量の記録を、スマホで付けるためのWebアプリです。ブラウザだけで動き、入力した内容はその場で端末に自動保存されます。

この解説は v1.14 に対応しています(最終更新:2026年10月19日)

1はじめに(必ずお読みください)

ホーム画面に追加して使ってください

GNSS Session Log は、スマホのホーム画面に追加して、そのアイコンから起動して使うことを強くおすすめします。

iPhone(Safari)アプリのページを開き、画面下の 共有 ボタン(四角から上向きの矢印)→ ホーム画面に追加 を選びます。共有ボタンが見当たらないときは、右下の … を押すと 共有 が出ます。一覧に ホーム画面に追加 がないときは、一覧を下へスクロールしてください。
Android(Chrome)アプリのページを開き、右上の ︙ メニュー → ホーム画面に追加(または アプリをインストール)を選びます。
なぜホーム画面に追加するのですか?

iPhoneのSafariには、7日間そのサイトを開かないと、保存されているデータを自動的に消す仕組みがあります。ブラウザのタブのまま使っていると、しばらく開かなかっただけで記録や写真が消えることがあります。ホーム画面に追加したアプリはこの対象外になるため、安心して使えます。

また、一度ホーム画面に追加して開いておけば、電波の届かない現場でもアプリが起動します。

最初からホーム画面のアイコンで使い始めてください。iPhoneでは、Safariのタブで入力した記録は、ホーム画面のアイコンから開いたアプリには引き継がれません(保存場所が別になります)。すでにSafariのタブで記録してしまった場合は、タブで開いたアプリの設定タブで 写真込みで保存 を押してから、ホーム画面のアプリで バックアップから復元 を使うと移せます。

データの保存場所について

現場が終わったら書き出しを

端末の故障や機種変更に備えて、現場が終わったら 書き出し(ZIP)やバックアップ を取っておいてください。

※ 利用状況を把握するため、ページの閲覧情報(アクセス日時・端末の種類など)のみ Google アナリティクスで計測しています。観測記録や写真は含まれません。

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2画面の見かた

画面の上部(ヘッダー)には、どの画面からでも使う操作が並んでいます。

  1. 1
    GNSS | TS の切り替え
    GNSS観測の記録と、TS(光波)の記録を切り替えます。同じ現場の中に両方を記録でき、切り替えてもデータは消えません。
  2. 2
    現場の切り替え
    登録した現場を選びます。
  3. 3
    現場を追加
    新しい現場を作ります。
  4. 4
    セッション(TSでは観測)
    タップで切り替えます。名前の横の数字は、GNSSではそのセッションの観測点の数、TSではその観測で器械を据える点(始点・新点・終点)の数です。TSでは、まだ入力していない点も数えます。
  5. 5
    セッション(TSでは観測)を追加
  6. 6
    ヘルプ
    アプリの中で使い方を確認できます。
  7. 7
    表示の明るさ
    押すたびに「端末に合わせる → ライト → ダーク」と切り替わります。屋外ではライトが見やすいです。
  8. 8
    下のタブ
    「記録」「タイマー」「計算」「設定」の4つの画面を切り替えます。

ヘッダー左上の小さな文字は、いま開いている観測日とセッション名です。タイトルの右には、アプリのバージョン(例:v1.14)が表示されます。

記録画面。ヘッダーの各ボタンに1から8の番号を付けた図
記録画面(GNSS)
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3GNSS観測を記録する

現場をつくる

  1. ヘッダーの +(現場を追加)を押します。
  2. 現場名を入力して OK を押します。
  3. 現場ができると、最初のセッションが自動で1つ作られます。

現場名はあとから「現場名を変更」や、設定タブの「現場の管理」で変えられます。

セッション

1つの現場の中に、セッションをいくつでも作れます。ヘッダーのチップをタップすると切り替わります。

セッション名は自動で付きます

セッション名は「通日(1月1日からの日数)+ A・B・C…」で自動的に付きます。たとえば7月27日なら、1本目が 208A、同じ日の2本目が 208B です。観測日を変えると、名前も自動で付け直されます(名前を手で書き換えた場合は変わりません)。

+ セッション や セッション複製 で作ったセッションは、今日の日付になり、名前もその日の何本目かに合わせて付きます。前の日の記録をあとから入れるときなどに観測日を変えると、A・B…の記号も、その日の何本目かに合わせて付け直されます(例:208A の観測日を翌日に直すと 209A)。

セッション情報の欄では、次のものを入力します。

セッション複製 を押すと、同じ点の構成のまま、時刻を空にした次のセッションが、今日の日付でできます(測定高は引き継ぎます。写真は引き継ぎません)。点番・点名の末尾の「(1)」は「(2)」のように進めます(前のセッションの点を呼び出す)。同じ点を続けて観測するときに便利です。

観測点を追加する

セッション情報の下にある + 観測点を追加 を押すと、観測点が1つ追加されます。

観測点は一覧で表示され、1行ごとに次の内容が分かります。

  • 左上:番号・点番・点名
  • 右上:アンテナ高
  • 左下:受信機名とアンテナ名(写真があれば 📷 と枚数)
  • 右下:観測の開始〜終了時刻と観測時間

行をタップすると、その観測点の入力欄が開きます。一度に開くのは1点だけです。

2点目からは、直前の点の受信機・アンテナ・固定高が自動で引き継がれます。

観測点の一覧。点番、アンテナ高、受信機名、観測時刻が並んでいる
観測点の一覧

前のセッションの点を呼び出す

セッションが変わっても、前のセッションと同じ点を観測することはよくあります。観測点の 点番 か 点名 の欄をタップすると、同じ現場のほかのセッションで入力した点が、すぐ下に並びます。

  • 押すと、点番・点名に加えて、機材(受信機名・アンテナ名・固定高)と測定高まで、その点を前に観測したときの内容がまとめて入ります。アンテナ高も前回と同じ値になります。観測時刻・備考・写真は写しません。
  • 候補には、どのセッションの点か(例:208A)と、写される測定高が表示されます。
  • 三脚を据え直して高さが変わったときは、測定高を入れ直してください。
  • 新しいセッションで入力した点ほど前に並びます。同じ点は、いちばん新しい1つだけが出ます。
  • いま開いているセッションにすでに入力した点は出ません。
  • 点番や点名の欄に文字を入れると、その文字を含む点だけに絞り込めます。
  • 点番・点名・測定高など、ほかの欄に移ると候補は閉じます。
末尾の(1)は(2)に進めて入れます

「201-202-(1)」のように、点番・点名の末尾が括弧つきの番号のときは、その点でこれまでに使った一番大きい番号に1を足して入れます。たとえばAセッションが(1)なら、Bセッションでは(2)、Cセッションでは(3)になります。全角・半角は元の書き方のままです。

番号をそのまま写したいときは、候補の下の「末尾の(1)→(2)のように番号を進めて入れる」のチェックを外してください(設定タブの「既定値」でも切り替えられます)。この設定は セッション複製 にも効きます。

1つのセッションに「Y(1)」「Y(2)」のように同じ書き出しの点が複数あるときは、別々の点として扱い、番号は進めません。

点番の欄をタップすると、前のセッションで入力した点が候補として並んでいる。201-202-(1)は(2)に進めて表示されている
前のセッションの点の候補

観測点の入力とアンテナ高

観測点を開くと、次の項目を入力できます。

  • 点番・点名
  • 機材プリセット:あらかじめ登録した機材を選ぶと、受信機名・アンテナ名・固定高がまとめて入ります(登録のしかた)。
  • 受信機名/番号・アンテナ名:手で入力することもできます。
  • 測定高:現場で測った高さ(m)
  • 固定高:整準台からGNSS底面までの、機材ごとに決まった高さ(m)
アンテナ高は自動で計算されます

アンテナ高 = 測定高 + 固定高
測定高を入れた瞬間に、合計が青い数字で表示されます。

高さを小数第何位まで表示するかは、設定タブの「高さの小数桁」で 3桁(1mm)/4桁 を選べます。

観測点の入力画面。測定高1.512と固定高0.068から、アンテナ高1.580が計算されている
測定高 1.512 + 固定高 0.068 = アンテナ高 1.580

時刻・周波・備考

  • 観測開始・観測終了:時刻を入力します。横の 今 を押すと、現在の時刻がその場で入ります。両方入ると、一覧に観測時間が表示されます。
  • 周波:1周波・2周波・3周波から選びます。最初はセッションの既定の周波が入っています。
  • 備考:偏心や障害物などのメモ

入力欄のいちばん下には、次のボタンがあります。

📷 写真を撮るカメラが起動し、この点の写真を撮れます(測点の写真)。
この点でタイマーこの点をタイマーの対象にして、タイマー画面に移ります(タイマー)。
複製受信機・アンテナなどの設定を引き継いだ新しい点を、すぐ下に追加します。点番・点名・時刻・測定高・写真は空になります。
削除この点を削除します。写真がある場合は写真も一緒に消えます(確認が出ます)。
観測時刻、周波、備考、写真のサムネイルと操作ボタン
時刻・周波・写真と操作ボタン

視通を記録する

観測点の一覧の下にある 「視通」 に、このセッションの観測点を2つずつ組み合わせた一覧が並びます(3点なら3組、4点なら6組)。組み合わせごとに 有 か 無 を押して記録します。

  • 転載:同じ2点を前のセッションで記録していれば、その値が点線の枠で表示され、「208Aから転載」と出ます。新しく加わった点との組み合わせだけを入力すれば済みます。セッション複製 で作ったセッションにも転載されます。
  • 変えるとき:確かめ直して違ったときは、押し直してください。このセッションの記録になり、「208Aでは「有」」のように前の値も表示されます。前のセッションの記録はそのまま残ります。
  • 空に戻す:押した値をもう一度押すと空に戻ります(転載があるときは、転載の値に戻ります)。
  • 記録の無い組み合わせには「未記入」と出ます。見出しの右に、点の数・組み合わせの数・未記入の数が出ます。
  • 同じ点かどうかは、点番(無ければ点名)で見ます。末尾の(1)(2)は同じ点として扱います(前のセッションの点を呼び出すと同じ考え方)。記録は観測点ごとに持つので、点番や点名を直しても外れません。
  • いくつかのセッションに記録があるときは、いちばん近い前のセッションの値を転載します。

視通は、CSVの「視通」の列(組になる点ごとの有・無)と、写真入りHTML記簿・印刷の「視通」の表にも入ります。どの組み合わせにも記録の無いセッションには付きません。

視通の一覧。1001と1002は208Aから転載した「有」、1001と1004は「有」、1002と1004は未記入
視通の記録(208B)
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4測点の写真

  1. 観測点を開き、下の 📷 写真を撮る を押すと、カメラが起動します。
  2. 撮影すると、その観測点に写真が保存され、サムネイルが並びます。1つの点に何枚でも保存できます(全景・近景・アンテナ高の測定状況など)。
  3. カメラロールにある写真を使うときは、サムネイルの並びにある + 選ぶ を押します。

写真は保存するときに自動で小さく(長辺1600px)してから保存するので、1枚あたり300KB前後になります。

サムネイルをタップすると、写真が大きく表示されます。そこから次の操作ができます。

  • 端末に保存 / 共有:カメラロールに保存したり、LINEなどで送ったりできます。
  • 削除:この写真を削除します。
  • 閉じる:元の画面に戻ります。

まとめて取り出すときは、ZIPや写真入りHTML記簿で書き出せます。

写真の拡大表示。下に端末に保存・共有、削除、閉じるのボタン
写真の拡大表示(画面の写真は見本です)
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5タイマー・アラーム

「観測を始めてから◯分後」にアラームを鳴らせます。

  1. 下のタブで タイマー を開きます。
  2. 鳴らすまでの時間(分)を選びます。10〜240分のボタンか、−5 +5 で調整します。
  3. 開始 を押すと、残り時間と終了予定時刻が表示されます。
  4. 時間になると、画面が赤く点滅し、音とバイブ(Androidのみ)で知らせます。停止 で止めます(押さなくても、約2分たつと自動で止まります)。
  • +5分:計測中に5分延ばせます。
  • 予告アラーム:終了の◯分前に短く鳴らします(0にすると鳴りません)。
  • 開始時刻・終了時刻の自動記録:開始 を押したときに観測点の「観測開始」へ、タイマーが止まったとき(アラームの 停止 を押したとき、鳴る前に 停止 を押したとき、約2分たって自動で止まったとき)に「観測終了」へ、今の時刻を自動で入れられます。すでに時刻が入っている欄は書き換えません(オン・オフできます)。間違えて開始・停止したときは、記録画面で時刻を直してください。
  • 計測中は画面を消さない:対応している端末では、画面が暗くならないようにします。
  • 音・バイブレーション:それぞれオン・オフできます。iPhoneはバイブに対応していないため、チェックは押せません(「この端末は非対応」と出ます)。

自動で時刻が入る「対象の観測点」は、記録画面で開いている観測点です。観測点の この点でタイマー を押すと、その点を対象にしてタイマー画面に移ります(まだ動いていないので、続けて 開始 を押してください)。計測中は対象の点が固定されるので、途中で別の点やセッション・現場を開いても、終了時刻は開始した点に入ります。計測中は この点でタイマー で対象を変えられません(変えるときは、いったん 停止 してください)。点を開かずに開始したときは、あとから この点でタイマー を押すと、その点に開始した時刻が入ります。

アラームはアプリの画面を表示している間だけ確実に鳴ります

画面を消したり(スリープ)、ほかのアプリに切り替えたり、アプリを終了したりすると、時間になっても鳴らないか、遅れて鳴ることがあります(特にiPhoneでは、アプリに戻ったときに初めて鳴ります)。計測中は「計測中は画面を消さない」をオンにして、この画面を表示したままにしてください。

大事な観測では、スマホ本体のアラームも併用してください。端末の消音(マナーモード)の設定によっては、音が出ない場合があります。

アプリを開き直すと、タイマーの残り時間は元に戻ります。

タイマー画面。残り時間42分14秒、終了予定時刻、停止と+5分のボタン
タイマー(計測中)
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6機材プリセットと既定値

よく使う受信機とアンテナを登録しておくと、記録のたびに入力する手間が省けます。

  1. 下のタブで 設定 を開きます。
  2. 「機材プリセット」の + 機材を追加 を押します。
  3. 受信機名/番号、アンテナ名、固定高(整準台〜GNSS底面、m)を順に入力します。

登録した機材は、観測点の「機材プリセット」で選ぶだけで、受信機名・アンテナ名・固定高がまとめて入ります。編集 削除 で変更もできます。

「既定値」では次のものを設定できます。

  • 既定の固定高:機材プリセットを登録していないときに、最初の観測点に入る固定高
  • 高さの小数桁:3桁(0.001m)/4桁(0.0001m)
  • 既定の周波:新しい現場の最初のセッションに入る周波(2本目以降は、直前のセッションと同じ周波になります)
  • 末尾の(1)を(2)のように進める:前のセッションの点を候補から入れるときと、セッション複製のときに、点番・点名の末尾の番号を進めるかどうか(くわしく)
設定画面の機材プリセット。受信機2台が登録されている
設定 → 機材プリセット
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7TS(光波)を記録する

トータルステーション(TS)による基準点測量では、器械を据えた点ごとに、点番・機械高・取付高・目標高を記録します。

TSに切り替える

ヘッダー左の GNSS | TS で TS を押します。チップの並びが、TSの「観測」に変わります。

その現場でまだTSの観測を作っていないときは、「観測情報」の代わりに方式のボタン(結合(単路線)・閉合・厳密網)が表示されます。まず方式を選んでください(すぐ下の「観測を追加する」で説明しています)。方式を選ぶと観測ができて、「観測情報」が表示されます。

「観測情報」では、次のものを入力します。

  • 方式:結合(単路線)・閉合・厳密網(あとから変えることもできます)
  • 観測日・観測名
  • 器械(TS機種・番号):2つ目以降の観測には、前の観測の器械が自動で入ります。
  • 備考

観測を複製 を押すと、路線と点の構成をそのままに、高さと備考を空にした観測が、今日の日付でできます。

TSの観測情報。方式、観測日、観測名、器械、備考の入力欄
TSの観測情報

観測を追加する(方式を選ぶ)

チップの並びにある + 観測 を押し、方式を選びます。方式に合わせた「ひな形」が作られます。

方式最初にできるもの
結合(単路線)1路線。始点・終点とも既知点で、両方に取付が付きます。
閉合1路線。始点(既知点)に取付が付きます。終点は自動で始点と同じ点になります。
厳密網3路線。各路線の始点は既知点(取付あり)、終点は交点です。

ひな形は出発点にすぎません。路線・新点・取付は、あとから自由に追加・削除できます。現場の観測方法に合わせて組み立ててください。

TSの観測を追加する画面。結合(単路線)、閉合、厳密網の3つのボタン
方式を選ぶ

路線の入力:始点と取付

1つの路線は、始点 → 新点(器械を据えた順)→ 終点の順に記録します。路線の見出しをタップすると、入力欄が開きます。

見出しには、次の内容が表示されます。

  • 路線名と、器械を据える点(始点・新点・終点)の数(まだ入力していない点も数えます)
  • 点の並び(例:A-101 → T1 → T2 → T3 → B-201)
  • 入力の状況(入力もれの表示)

始点では、右上で 既知点/交点 を選び、次のものを入力します。

  • 点番・点名
  • 機械高・取付高・目標高(m):横一列に並んでいます。
  • 備考

既知点のときは、下に「始点の取付」の欄が出ます。取付点の点番と点名を入れます。+ 取付を追加 で取付点を増やせ、× で消せます(点番か点名が入っているときは、確認が出ます)。

路線1の始点。点番A-101、機械高・取付高・目標高、始点の取付A-102
路線の見出しと始点

新点

器械を据えた順に、+ 新点を追加 で追加します。新点ごとに、点番・点名・機械高・取付高・目標高・備考を入力します。

点番は自動で続きの番号が入ります

直前の新点の点番の末尾が数字なら、次の番号が自動で入ります(T1 → T2、T09 → T10)。また、一度入力した点番は入力候補として出てくるので、交点や既知点を別の路線でもう一度入れるときに便利です。

  • ↑ ↓:新点の順番を入れ替えます。押した点のボタンが指の下に残るので、続けて押せばさらに動かせます。
  • 削除:新点を削除します。点番か高さが入っている点は、確認が出ます。
新点T1とT2。それぞれ機械高・取付高・目標高が入力されている
新点の入力

終点

終点も始点と同じく、既知点/交点を選んで、点番・高さなどを入力します。既知点のときは「終点の取付」の欄が出ます。

閉合の場合、終点の欄は出ません。「始点 ○○ に閉合します」と表示され、終点は自動で始点と同じ点になります。

路線がいらなくなったときは、いちばん下の この路線を削除 で消せます。

終点B-201と終点の取付B-202、この路線を削除のボタン
終点と終点の取付

厳密網と入力もれの表示

厳密網では、最初から3つの路線が用意されます。+ 路線を追加 で路線を増やせます。3路線より少なくなると「厳密網は3路線以上が目安です」という注意が出ます(記録はそのまま続けられます)。

路線の見出しには、入力の状況が表示されます。

  • すべて入力されていれば ✓ 入力済み
  • 入っていないものがあれば、未入力 点番・機械高・取付高・目標高・取付点 の数

見出しを見るだけで、どの路線に入れ忘れがあるかが分かります。この表示が記録を止めることはありません。

なお、TSの記録には写真とタイマー連動はありません(タイマーはGNSSの観測点が対象です)。

厳密網の3路線。路線1は入力済み、路線2と3は未入力の数が表示されている
厳密網(入力の途中)
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8計算タブ

電卓

四則演算・かっこ・%が使えます。入力中の式の答えが、下に小さく表示されます。= で確定すると、下に履歴が残ります。

結果をそのまま記録に入れられます
  • GNSSのとき:結果を測定高へ で、記録画面で開いている観測点の測定高に入ります。
  • TSのとき:最後にタップした高さの欄(機械高・取付高・目標高)に入ります。ボタンの表示も「結果を目標高へ」のように、送り先に合わせて変わります。点番などの欄をタップしたあとは、機械高に入ります。

コピー で答えをコピーすることもできます。

電卓。1.512+0.068の答え1.58が表示されている
電卓

補助計算

電卓の下にある見出しをタップすると開きます。

  • アンテナ高の平均(3方向測定):3方向で測った値を入れると平均を出します(空欄は無視されます)。
  • 斜距離 → 鉛直高 換算:アンテナの端までの斜めの距離と、アンテナ半径から、鉛直の高さ(√(斜距離² − 半径²))を求めます。
  • 時間の計算:開始と終了から観測時間を、開始と分数から◯分後の時刻を求めます。

平均と換算の結果も、測定高へ入れる(TSでは送り先の高さ)で記録に入れられます。

アンテナ高の平均と斜距離から鉛直高への換算
アンテナ高の平均と換算
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9書き出し・印刷・バックアップ

設定タブの「書き出し」で行います。まず書き出す範囲を選び、そのあと下のボタンを押します。

  • このセッション(TSのときはこの観測)
  • この現場
  • 全データ

次に保存のしかたを選びます。「端末に保存」はスマホやパソコンにファイルを保存し、「共有(Googleドライブなど)」はスマホの共有メニューを開きます(Googleドライブに保存する)。

CSV(GNSS)
CSV(TS)
いま表示しているモードの表を書き出します。Excelでそのまま開けます。GNSSでは「写真」列に写真のファイル名が、「視通」列に組になる点ごとの視通(例:「1002 西野:有/1003 南川:無(208Aから転載)」)が入ります。「-5mm 偏心」のように「-」「+」「=」「@」で始まる文字は、Excelで数式にならないよう前に「'」が付きます。
ZIP(CSV+写真)GNSSとTSのCSV(記録があるもの)と、写真をまとめて書き出します。写真は「セッション名_点番_点名_1.jpg」の名前の個別ファイルになるので、点の記に貼るなど、他の書類で使うときに便利です。
写真入りHTML記簿記簿の表と写真(視通を記録していれば視通の表も)を1つのファイルにまとめます。開けばそのまま見られ、印刷やPDF化もできます。
印刷 / PDF記簿の表(視通の表も)をアプリから直接印刷します(写真は入りません)。

書き出す範囲を「この現場」か「全データ」にしたときは、ZIP・HTML記簿・印刷にGNSSとTSの両方が入ります。「このセッション」(TSでは「この観測」)を選んだときは、いま表示しているセッション、または観測だけが入ります。TSは路線ごとに「始点 → 始点の取付 → 新点 → 終点 → 終点の取付」の順で並びます。

設定画面の書き出しとバックアップ
設定 → 書き出し・バックアップ
写真入りHTML記簿の出力例。GNSSセッションの表、視通の表、写真、TSの路線の表
写真入りHTML記簿の出力例(パソコンで開いたところ)

Googleドライブに保存する

  1. 設定タブの書き出しで、保存のしかたを 共有(Googleドライブなど) にします(一度選べば次からもそのままです)。
  2. CSV(GNSS)(TSでは CSV(TS)) ZIP(CSV+写真) 写真入りHTML記簿、またはバックアップのボタンを押します。
  3. スマホの共有メニューが開くので、「ドライブ」を選び、保存先のフォルダを選んで保存します。iPhoneは 「ファイルに保存」 → Google Drive からも保存できます。
iPhoneで「ドライブ」が出ないとき

写真入りHTML記簿など、ファイルの種類によっては共有メニューに「ドライブ」が出ません。そのときは 「"ファイル"に保存」 を選び、場所の一覧から 「Google ドライブ」 を選んで保存してください(iCloud Driveなどのフォルダが開いているときは、左上の「<」で場所の一覧まで戻ります)。

場所の一覧に Google ドライブが無いときは、最初に一度だけ、iPhoneの 「ファイル」アプリ →「ブラウズ」→ 右上の「…」→「編集」で Google ドライブ をオンにして「完了」を押します(Googleドライブのアプリにログインしておく必要があります)。

Androidで共有できないファイル

Android の Chrome は、ZIP とバックアップ(JSON)のファイルを共有できません。また、一度に共有できるのは10個まで・合計50MBまでです。そのため「共有」にしていても、次のようになります。

  • ZIP:写真が少なければ、中身の CSV と写真を1つずつのファイルとして共有します(ドライブには個別のファイルとして保存されます)。写真が多いときは、ZIPを端末に保存して案内を出します。
  • バックアップ:端末に保存して、案内を出します。

端末に保存したファイルは、Googleドライブのアプリの「+」→「アップロード」から、そのファイルを選んで保存してください。

バックアップと復元

写真込みの復元が途中で失敗したとき(空き容量が足りないときなど)や、壊れたファイルを選んだときは、今の記録と写真をそのまま残します。

「すべてのデータを削除」について

バックアップの下の すべてのデータを削除 を押すと、すべての現場・記録・写真が消え、機材プリセットや設定(既定値・表示の明るさ・タイマーの設定・電卓の履歴)も最初の状態に戻ります。元に戻せません(確認が2回出ます)。終わった現場だけを消したいときは、「現場の管理」の 削除 を使ってください。

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10保存容量と写真の整理

設定タブの「保存容量」で、写真の枚数と容量、この端末で使っている量と使える上限が確認できます。数字は端末によって変わります。

  • 上限は決まった値ではなく、端末の空き容量に応じて決まります。写真1枚は300KB前後なので、1GB使えれば約3,400枚(1点3枚・30点の現場で、約37現場分)が目安です。
  • 使用量が8割を超えると、お知らせが出ます。
  • 右上に「✓ 自動削除の対象外」と出ていれば、ブラウザが容量不足のときに勝手にデータを消すことはありません。「ホーム画面に追加すると保護されます」と出ている場合は、ホーム画面に追加してください。
容量がいっぱいになったら

写真の保存だけができなくなります。観測記録は別の場所に保存しているので、写真が原因で記録が消えることはありません。次の手順で空きを作れます。

  1. 終わった現場を ZIP(CSV+写真) で書き出して保管する
  2. 「現場の管理」で、その現場の 写真削除 を押す

写真削除 では写真だけが消え、観測記録(点番・時刻・アンテナ高など)は残ります。記簿としてはいつでも見返せます。

「現場の管理」では、ほかに現場の 名称 変更と、現場ごとの 削除 ができます。

どの観測点にも結びついていない写真

「記録のみ」のバックアップから復元したときなどに、どの観測点にも結びついていない写真が残ることがあります。そのときは「保存容量」に枚数と容量が出ます。写真を整理する を押すと、元の観測点が残っていればその点に戻し、残っていなければ確認のうえ削除できます。

保存容量のバーと、現場の管理の写真削除ボタン
設定 → 保存容量・現場の管理
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11アプリ内のヘルプ

ヘッダー右の ? を押すと、アプリの中で使い方を確認できます。初めてアプリを開いたときは、自動で表示されます。

  • 📖 使い方:ホーム画面に追加する理由、基本の流れ、TS、アンテナ高、タイマー、写真、計算、書き出し、保存容量など
  • © 著作権情報:著作権表示と、データの扱い、バージョン

このページはアプリ内ヘルプの内容を、画面写真つきでくわしく説明したものです。

アプリ内のヘルプ画面。使い方と著作権情報のタブ
アプリ内のヘルプ
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12よくある質問

アラームが鳴りませんでした

アラームは、アプリの画面を表示している間だけ確実に鳴ります。画面を消していたり、ほかのアプリを表示していたり、アプリを終了していたりすると、鳴らないか遅れることがあります。端末が消音になっていると音が出ないこともあります。計測中は「計測中は画面を消さない」をオンにして画面を表示したままにし、大事な観測ではスマホ本体のアラームも併用してください。

機種変更をするときは、どうすればいいですか?
  1. 古い端末で、設定タブの 写真込みで保存 を押して、バックアップファイルを保存します。
  2. そのファイルを新しい端末に移します(メールやクラウドなど)。
  3. 新しい端末でアプリをホーム画面に追加して開き、バックアップから復元 でファイルを選びます。
記録したデータはどこに保存されていますか?

お使いの端末の中だけに保存されています。観測記録や写真が外部へ送信されることはありません。そのため、ほかの端末と自動で同期することもありません。ほかの端末に移すときは、バックアップと復元を使ってください。

電波の届かない現場でも使えますか?

使えます。入力や保存に通信は必要ありません。ただし、アプリを初めて開くときは通信が必要です。現場に行く前に一度、ホーム画面に追加したアイコンからアプリを開いておいてください。

写真が保存できなくなりました

保存容量がいっぱいになっている可能性があります。保存容量と写真の整理の手順で、終わった現場の写真を書き出してから削除してください。観測記録は消えません。

間違えて削除した記録を元に戻せますか?

削除した記録や写真は元に戻せません。バックアップを取ってあれば、バックアップから復元 で、バックアップを取った時点の状態に戻せます(今の内容はバックアップの内容に置き換わります)。

TSで、取付点ごとに違う高さを記録できますか?

現在のバージョンでは、取付高は器械を据えた点ごとに1つです。1つの既知点で複数の取付点を視準し、高さがそれぞれ違う場合は、備考欄に記録してください。

Googleドライブに保存できますか?

できます。設定タブの書き出しで「保存のしかた」を「共有(Googleドライブなど)」にして、書き出しやバックアップのボタンを押し、共有メニューで「ドライブ」を選んでください。くわしくは Googleドライブに保存する をご覧ください。

GNSSとTSのデータは別々ですか?

はい。同じ現場の中に、GNSSのセッションとTSの観測が別々に保存されます。ヘッダーの GNSS | TS は表示を切り替えるだけなので、切り替えてもデータは消えません。書き出す範囲を「この現場」か「全データ」にすると、ZIP・HTML記簿・印刷で両方がまとめて書き出されます。

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