GUIDE — APP 03
PDF VIEWER
PDFビューアの使い方
「PDFビューア」は、公図・地積測量図・登記情報などの現場資料をまとめて扱い、図面に線・寸法・文字を描き込んで、印刷・PDF・SIMA・申請用の図面ファイル(TIFF)として出すための Web アプリです。このページでは、画面の写真を添えて各機能の使い方を順に説明します。
読み込んだ資料は、お使いのパソコンのブラウザの中だけで扱います。資料そのものをサーバーへ送ることはありません。外へ出るのは次の 3 つだけです。
| 機能 | 送るもの | 送り先 |
|---|---|---|
| 登記所備付地図の読み込み | どの年・どの市区町村か(現場の資料や座標は送りません) | uchidatouki.com |
| 座標読取りの AI-OCR(使う時だけ) | ドラッグで囲んだ範囲の画像だけ | Google または Microsoft(ご自身のキーで) |
| アクセス解析 | ページを開いたこと・使っていた時間・画面の大きさなど(資料の中身・ファイル名・現場名・座標・登記情報は送りません) | Google アナリティクス |
登記情報の読み取り(所有者の氏名・住所)は、どの場合もパソコンの中だけで行います。
画面は 2 つの「机」でできています。現場の資料を全部広げて選ぶ資料の机と、1 つの資料を開いて描き込む図面の机です。資料の机では左上の資料図面で、図面の机では上のバーの左端の資料で行き来します。キーボードでは Q(資料の机)・W(図面の机)です。図面の机の右上にある文書図面は「顔」の切り替え(下で説明)で、机は変わりません。
レールの資料の板には、この現場の資料が種類の色の札つきで並びます。上の種類のタブとセットで絞れます(資料の机と同じ絞り込み)。マウスを置くと中身の大きい絵(描き込みも出ます)が横に出て、押すとその資料を開きます。図面へドラッグすると、その資料を図面に重ねます(落とした所に置きます。描き込みも一緒に重なります)。
図面の机には「文書」と「図面」の 2 つの道具立て(顔)があります。資料の種類で自動的に選ばれ、上のバーで切り替えられます。
上のバーの通常CADで、マウスの使い方を切り替えます。CAD モードでは、何も無いところのドラッグで範囲選択、ホイールでカーソルの位置を中心に拡大縮小、ホイール(中ボタン)のドラッグで画面の移動になります。
1 つの現場の作業は、おおむね次の順に進みます。
資料は日付(写真は撮影日、PDF は名前や読み込んだ日)と種類(登記情報・図面・写真・作ったもの など)で自動的にまとまります。手でフォルダを作る必要はありません。
用件ごとに束ねたい時はセットを使います。左の「セット」の+で作り、資料を選んで右のインスペクタで✓を付けるか、選んだ資料を左のセットの行へドラッグ&ドロップします。1 つの資料をいくつのセットにも入れられ、セットを消しても資料は残ります。
資料の選び方:1 回押すと選択、Ctrl+クリックで追加、Shift+クリックで範囲、何も無いところからドラッグすると枠で囲んで選べます。Ctrl+A で表示中の資料を全部選びます(図面の机で図形を複数選ぶ時は、Shift+クリックです)。
資料を 1 つ選ぶと、右に大きいサムネイルと中身の要約が出ます。名前の下には、種類・ページ数・日付・ファイルの大きさが並びます(複数選んだ時は大きさの合計。申請の 15MB の目安に使えます)。サムネイルを押すと、机に読み込まずにその場で拡大して見られます。選んだ資料の種類と数に応じて、次のような操作が出ます。
+ 白紙で、用紙サイズ(A4/A3/B4)・向き・縮尺(1:250・1:500・1:1000 など)を決めた白紙を資料として作ります。地積測量図を一から描く時は、ここから始めます(申請用は B4 横)。建物図面・各階平面図は+ 建物図面で作ります(13 章)。
作った白紙は選ばれた状態になるので、ダブルクリックで図面の机に開いて描き始めてください。
資料を複数選んでインスペクタの1 つの PDF にまとめるを押すと、1 つの PDF にします。並び順(机の並び・地番順・選んだ順)はこの画面で選べます(全部が登記情報なら地番順が最初に選ばれます)。「画質」で小さな PDF(申請の 15MB 以内)にもできます(14 章 ファイルサイズの縮小)。
登記情報 PDF のように発行元が保護をかけた PDF が含まれる時は、中身をそのまま継ぎ合わせられないため、印刷プレビューへから、または「画質」を縮小の段(自動・きれい・標準・小さく)にして、印刷と同じ画質(画像)の PDF にまとめます(7 章)。
写真を選んでインスペクタのフォトシートにするを押すと、用紙(A4/A3・縦横)と 1 枚あたりの枚数を決めて、写真を自動で並べます。タイトルと撮影年月日を付けられ、写真はドラッグで並べ替えられます。日付とセットで絞り込めるので、「9 月 18 日に撮った分だけ」のようなシートも作れます。対象は画像だけで、登記情報などの PDF は含みません(「PDF も含める」で足せます)。写真に描いた線・文字・色塗りなども一緒に載ります(「印刷しない」にした層と隠した層の描き込みは載りません。墨消し・修正テープは層に関係なく焼きます)。
資料の机の上の現場名を押すと開きます(図面の机では、左のレールの点と座標を開いた板のいちばん上の欄から)。
ここに入れた内容は、表題欄・様式・SIMA の現場名・保存するファイル名の既定に使われます。現場の設定を直すと、図面の表題欄も直ります。
道具を選んで図面をクリックします。左クリックで決定、右クリックで直前の点の取り消し(何も描いていない時は道具のメニュー)です。Esc で描きかけを取り消します。
| 道具 | キー | 使い方 |
|---|---|---|
| 選択・移動 | V | クリックで選ぶ、ドラッグで動かす、Delete で消す。Shift+クリックで複数選択、Ctrl+ドラッグで範囲選択。文字はダブルクリックで直せます。 |
| 縮尺合わせ | K | 図面の縮尺を決めます(6 章)。 |
| 座標読取り | G | 座標の表を囲んで読み取ります(9 章)。 |
| 点を置く | N | クリックした位置に現場の点を作ります(11 章)。 |
| 線を引く | L | 単線分・弧・2 点四角形・連続線を板で選びます。連続線は頂点を順にクリックして Enter かダブルクリックで確定。閉じた連続線は半透明で塗れ、塗りの濃さはバーで変えられます(既定は色塗りと同じ)。弧は ①始点 ②終点 ③弧の高さ の 3 点です。 |
| 円を描く | C | 中心→円周、または 2 点で楕円。半径を入れておくと、中心のクリック 1 回でその大きさの円を置けます。 |
| 寸法(2 点間距離) | D | 2 点をクリックして距離を測ります。板には、測れない辺を辺と角から出す「三角形の計算」もあります。 |
| 文章 | T | 板に文字を入れて、置く場所をクリック。置いた文字を選ぶと、右の設定で縦書きにもできます。 |
| 記号(シェイプ) | S | ○△◇□✕ と方位(北)をクリックで置きます。 |
| 求積 | A | 頂点を順にクリックして Enter。面積を ㎡ と坪で出します。 |
| フリーハンド | P | ドラッグしたとおりの線を描きます。 |
| 色塗り | F | 線で囲まれた範囲の内側をクリックして塗ります。 |
| 消しゴム | E | 図形をクリックして消します。 |
道具バーの右端は、吸着(既存の図形の端点・頂点・中心・中点・交点・垂線の足に吸い付く)の入り切りと、元に戻す(Ctrl+Z)・やり直す(Ctrl+Y)です。
道具を選ぶと、左の板にその道具の設定が出ます(出ていない時は左のレールの道具)。
線・寸法・求積・点の道具を持っている時は、数字(1〜9)か @ を打ち始めると、そのまま下のコマンド欄に入ります(Tab でも入れます)。Enter で点を置き、Esc で図面に戻ります。
| 入力 | 意味 |
|---|---|
| 12.5 | 長さ 12.5m(向きはカーソルの方向。縮尺を決めた図面で) |
| @3.2,1.5 | いまの点から北へ 3.2m・東へ 1.5m |
| @12.5<93.2015 | 距離 12.5m・方向角 93°20′15″(小数点以下 2 桁が分、次の 2 桁が秒) |
| K1 / K1 K2 | 現場の点を点名で指定(K1=点 K1 の位置/K1 K2=K1 から K2 まで。線ならそのまま 1 本引けます)。点名は「点と座標」に登録したもの・座標系を決めた後 |
| X,Y | 公共座標(座標系を決めた後) |
マウスで欄をクリックしに行くと向きが変わってしまうので、数字から打ち始めるのがおすすめです。
何も描いていない時に図面を右クリックすると、道具の一覧が出ます。線を選んでから右クリックすると、次の作図の操作が加わります。
選んだ図形の頂点には青い□が出て、ドラッグで動かすと隣の辺と辺長も追いかけます。同じ場所にある別の図形の端点も一緒に動きます(「束ねる」。選択の板でオフにできます)。
選んだ図形の色・線の種類・太さは、道具の板の「選択中のスタイル」で直せます。線の太さは紙の上の mm で、何本かまとめて選ぶと一度に直せます(弧も選べます)。
左のレールのレイヤで層を作り、表示(目)・ロック(鍵)・印刷(プリンタ)を切り替えます。新しく描いたものは、いま選んでいる層に入ります。
たとえば筆界線を「筆界」の層に描いておくと、調査説明図では現況線と一緒に、地積測量図では筆界線だけを印刷に出せます。立会中はその層をロックしておくと、誤って動かしません。印刷を切った層は、画面には出ますが紙には出ません(下書きや立会メモに)。
距離・面積を実寸で出すには、図面の縮尺を決めるか、図面を座標系に載せます。
道具バーの縮尺合わせ(K)を選ぶと、板に 2 通りの方法が出ます。
縮尺を決めると、寸法・求積・距離ラベルが m・㎡ で出ます。右下の要約カードの縮尺を押しても縮尺合わせに入ります。
左のレールの点と座標を開き、帯の左上(「座標系 未設定」など)を押すとメニューが出ます。
座標系を決めると、縮尺は座標系から決まります。要約カードにカーソル位置の公共座標(X=北・Y=東)が出るようになり、コマンド欄で点名や座標を打って点を置けるようになります。
左のレールのページで、ドラッグで並べ替えたり、行の ⋯ で回転したり外したりできます。これは「この資料の見え方」を変えるだけで、元のファイルは変わりません。描き込みはページに付いたまま一緒に動きます。並びと向きを元に戻すで戻せます。回した向きは、資料の机のサムネイル・フォトシート・図面に重ねる にもそのまま出ます(資料全体を回すのは上のバーの ⟳)。
ページを選んで選んだページだけの資料にする(アプリの中の新しい資料)または選んだページだけの PDF ファイルを作る(ほかのソフトでも開ける PDF)を押します。Ctrl+クリックでページを複数選べます。
板のいちばん上の欄に地番や氏名を入れると、その資料の中を探して該当ページへ飛びます。全角・半角どちらで打っても当たります。スキャンした図面や写真には文字データが無いので探せません。
| 道具 | キー | 使い方 |
|---|---|---|
| 文字選択 | I | PDF の文字を四角く囲むと、その範囲の文字をコピーします。表の罫線は取り除き、セルの中で折り返した住所は 1 行につなぎます。 |
| 蛍光ペン | H | 四角く囲んだ範囲に色(黄・緑・桃)を乗せます。下の文字は消えません。印刷プレビューの「黒単色で出す」では出ません。 |
| 墨消し | B | 四角く囲んだ範囲を黒で塗りつぶします。このアプリから出した PDF・画像では、下の文字も消えます。 |
| 修正テープ | M | 四角く囲んだ範囲を白で塗りつぶします(紙の修正テープと同じ)。出力の扱いは墨消しと同じです。上に「文章」(T)で書けば、書き直したように見えます。 |
| この文字を置き換える | — | 文字選択で 1 行ぶんの文字を選び、板のこの文字を置き換えるを押すと、その文字を修正テープで消し、同じ位置・同じ大きさの文字を置いてすぐ編集できます。 |
PDF の文字を直したい時は、修正テープで消して、その上に文字を書く形で直します。
登記情報提供サービスの PDF(全部事項)から、所在・地番・地目・地積・所有者(共有者全員の住所・氏名・持分)を読み取ります。スキャンした登記事項証明書は文字認識で読みます。読み取りはすべてパソコンの中で行います。
所有者は、権利部(甲区)を上から順にたどっていまの所有者を出します。持分の移転・一部移転、抹消された登記、所有権の更正に加えて、付記の「登記名義人の住所・氏名の変更」(本店・商号の変更も)を反映し、住所が何度も変わっていれば新しい方を出します。以前の版で読み取った登記情報は、読み取りの画面の🔄 再解析で読み直すと反映されます(読み直すと、手で直した欄・確定・種別は取り込み直後に戻ります)。スキャンした登記事項証明書では、住所の変更は所有者が 1 人の時だけ反映します。
地積測量図・地籍調査成果・区画整理の座標の表を読み取り、SIMA(.sim)に書き出します。読み取った値は、紙に書かれた辺長や求積の値で検算してから使います。
1 つの筆が 2 枚にまたがる時は、板の「前の結果に追加する」をオンにして次のページを囲みます。同じ地番なら 1 つの筆にまとまります。
読み取った結果は資料に付いて残ります。開き直すには、左のレールの読み取る→座標読取りの結果を見る。
座標読取りでは、通常の読み取り(パソコンの中だけで完結)のほかに、AI-OCRを選べます。AI が画像のまま表を読むので、罫線がかすれた図面や印字の薄い図面でも桁を間違えにくくなります。使うには、次のどちらかのキーをご自身で用意していただきます。
| 項目 | Google Gemini | Microsoft Azure |
|---|---|---|
| 用意するもの | API キー | エンドポイントとキー |
| 費用 | 無料枠あり(クレジットカード不要) | Free F0=無料(月 500 ページ。1 回囲むごとに 1 ページ)。登録から 30 日後に一度だけ手続きが要ります(下の説明) |
| アカウント | Google アカウント | Microsoft Azure のアカウント(本人確認でクレジットカードの登録を求められることがあります) |
| 送った画像の扱い | 無料枠では、送った内容が Google のサービス改善に使われ、担当者が確認する場合があります | Microsoft の説明では、24 時間以内に消去され、AI の学習には使われません |
最初に選ばれているのは Gemini です。一度 Azure を選ぶと、次に開いた時も Azure のまま始まります。どちらの場合も、送るのはドラッグで囲んだ範囲の画像だけで、図面のほかの部分やファイル名は送りません。墨消し・修正テープをした所は、塗りつぶしたまま送ります。登記情報の資料(PDF の文字・名前・種類・読み取りの記録から見分けます。そこから作った隣接地一覧表なども)は、囲んでも AI には送らず、パソコンの中の読み取りで読みます。ただし名前に手掛かりの無い写真・スキャン・貼り付けた画像などは見分けられないので、登記情報は囲まないでください。キーはお使いのパソコンのブラウザにだけ保存され、このアプリのファイルにも、保存したプロジェクト(.json)にも入りません。
AIza… または AQ.… で始まる文字列です)。Azure では「Azure AI Document Intelligence」という表の読み取り用のサービスを使います。Gemini が混み合っていて読めない時の代わりにもなります。
サブスクリプションは、お持ちのものが選ばれています。
https://〜.cognitiveservices.azure.com/)をコピーします。
左のレールの点と座標では、現場の点(筆界点・基準点など)と筆(地番ごとのまとまり)を扱い、図面に表を置き、分筆や公差の計算をします。上の帯に座標系と縮尺、下に「点の一覧」「筆」「表を置く」「計算」の 4 つのタブがあります。
現場の点は図面をまたいで使う実体です。1 点 2 行で、点名・区分・杭種・出所・X・Y が並びます。行を押すと図面で光り、もう一度押すとその場で直せます。
座標の入った点は、図面の上でドラッグしても動きません(座標の方が確かなため)。点の座標を直した時の取り消しは Ctrl+Z ではなく、一覧の戻すです。
SIMA(.sim)を資料の机へドラッグ&ドロップすると、点と筆(区画の結線)を取り込み、置き先を聞いてきます。「新しい白紙に描く」で用紙と縮尺を選ぶと、白紙を作って筆界線と点を描きます。
取り込む時に、座標の測地系(世界測地系か)を確かめる問いが出ます。
筆は、登記情報・SIMA・座標読取り・分筆から集まります。「181番1」と「181-1」は同じ地番として扱い、1 つの筆にまとめます。紙の登記事項証明書だけで始める時は、土地の筆を足すで手で足せます。
座標一覧表・求積表・辺長表・引照点表・基準点表・床面積求積表・表題欄・座標系と測量年月日・凡例 を図面に置けます。表を選び、(求積表・辺長表は)対象の区画(閉じた連続線)をクリックし、置く位置をクリックします。
現場の設定に平均標高とジオイド高を入れると、杭打ち表に縮尺係数・標高補正をかけた「現場距離」の列が増えます。座標から出す辺長・地積・書き出しには掛けません。
分筆の取り消しは 2 段で、線は Ctrl+Z、点と筆は一覧の戻す:分筆…です。
G空間情報センターで公開されている登記所備付地図データ(全国・過去 5 年分)を、地番を選んで図面として取り込みます(データは uchidatouki.com で配信用に変換したものを読みます)。
一度選んだ県・市区町村は、次から一覧の上に出ます。公図(任意座標)も選べます。
地図の読み込みではインターネットに接続します。送るのは「どの年・どの市区町村か」だけです。
建物図面(1/500)と各階平面図(1/250)を、申請用の様式(B4 横)の枠と同じ大きさの紙に作ります。各階の形は辺長の表で入れ、敷地は公図・地積測量図・座標から写し、離れで建物の位置を決めて、様式に載せて申請用の図面ファイル(TIFF)まで作れます。
「建物」の板は、図面の机の左のレールにあります(図面の顔だけで使えます)。
板の①には、この紙の種類・縮尺と、この建物の家屋番号・建物の所在・種別の欄が出ます。打って Enter を押すと、建物の筆と様式の上の帯に入ります(登記情報から読んだ建物なら、その記録も直します。取り消しはできません)。敷地の地番からは、建物図面の紙の敷地の地番を「12番地3」の形で、現場の設定の所在の後ろに並べます(家屋番号と同じ地番が先頭)。1 枚の建物図面に 1 つの家屋番号です。
板の①からも紙を作れます。建物の紙を開いている時は+ この建物の紙を足す(各階平面図の 2 枚目など)と+ 別の建物の建物図面、それ以外の時は+ 建物図面です。同じ建物のほかの紙を開くボタンも出ます。この紙の縮尺を変えるは、図形の大きさ(m)を保ったまま紙の縮尺だけを変えます(その紙の取り消しの控えは消えます)。控えにするで、紙を建物の仕事の組から外せます(上のバーの複写で作った紙も控えです)。
様式に入る建物の紙(控えでない紙。建物図面は 1 階を置いた最後の 1 枚)のまわりには、その紙が入る様式(B4 の外枠・上の帯・題・表題欄)が下敷きとして出ます(枠の中に入る通し番号の丸・(単位 m)は紙の上に重ねて出ます)。下敷きは画面だけの案内で、印刷・PDF・TIFF には出ません(印刷の見え方は印刷プレビューで確かめます)。板の①の「様式を下敷きに見せる」で消せます。下敷きが出ない時は、板の①に理由が出ます。建物の紙は回して表示できません(前の版で回した紙は、⟳ か「ページ」の板の回転を押すと元の向きに戻ります)。
建物図面の紙を開いて(①の建物図面を開く)、板の③で敷地と隣接地を写します。入口は 4 つです。
地番の文字も一緒に写り、筆は申請地・隣接地に結ばれます。道路・水路は文章(T)で「道 路」などを置いてください。
⑤の様式に載せるで、印刷プレビューに様式を組んで開きます。枠の種類と縮尺は紙から入ります。もう一度押すと、紙が変わっていれば組み直します(枠の位置・用紙の手直しは消え、チェックを外していたシートも出力に戻ります。手で組んだ様式はそのまま残ります)。組んだ様式から紙を抜きたい時は、その紙の板①で控えにするを押してから組み直します(手で組んだ様式はこの様式を外すで外せます)。
右の設定の提出前の確認には、不動産登記規則 82 条(建物図面)・83 条 1 項(各階平面図)の記録事項のうち、アプリが確かめられるものの結果が出ます(項目ごとに ✓ と、足りない時の直し方)。見るのは紙に出るものだけで、足りなくても止めません。離れは記録事項ではないので数えず、本数だけ示します。階の札の名前(「主である建物」「附属建物符号1」・前の版の (主)・(附1))は、アプリが書いた形のままの札だけを確かめます(文面を手で直した札は点検しません)。
建物の筆の種別が「申請地」でないと組めません(板①の申請地にするで直せます)。様式の上の帯の家屋番号と所在は、その紙の建物の筆から刷ります(空なら空のまま刷り、帯で知らせます)。
申請用の図面ファイル(TIFF)は、プレビューの申請用の図面ファイル(TIFF)から作ります(tatemono01.tif。14 章)。
図面の机の左のレールの出すに、出し方が全部並んでいます(上のバーの出すは、印刷プレビューを直接開きます)。
DXF・SIMA は座標系を決めた図面から出します。出せないもの(表・塗り・線の種類など)があれば、書き出す時に種類をお知らせします。
開いた時に選ばれているのは、資料の机から開いた時は机で選んでいる資料、図面の机から開いた時はいま開いている資料です。用紙(A4/A3)と向きは、ファイルごとに変えられます。解像度(150〜600dpi、既定は 200dpi)は「全ページ共通」にあります。よく使う設定は印刷プリセットに保存できます。
書き出しの色:[印刷(プリンター)]のすぐ下の「書き出しの色」で、カラー・グレー・白黒を選べます。PDF・PNG・JPEG・TIFF の書き出し全部に効き、印刷には効きません(既定はカラー)。白黒は描き込みの線を黒にしてから白黒 2 値にします。PNG・JPEG・TIFF には解像度を書き込むので、用紙の大きさのまま CAD に置けます(図面を縮尺どおりに入れたい時は、図面が原寸(等倍)で置かれていることを確かめてから書き出してください。「用紙に合わせる」にしていると、余白のぶん図面が縮みます)。グレー・白黒で出したファイルは、名前の後ろに「_グレー」「_白黒」が付きます。
「用紙の様式」で様式を選ぶと、様式のシートが足されます。枠のボタンで枠を選び、右の一覧(または大きく選んで枠に入れる)から資料を入れます。
黒単色の時に 0.2mm を超える線があると、件数を知らせます(止めはしません)。不動産登記規則 74 条 1 項の「0.2mm 以下の細線」は書面で出す場合の決まりで、電子申請の図面情報ファイルには線の太さの定めがありません。数えるのは出力するシートの紙に出る線です。書面で出す時は、図面の机でその線のある紙を開いてから、知らせの一覧で線を選び、「選択中のスタイル」の線の太さを 0.2 にするとまとめて直せます(資料の机から開いた時や、線がほかの紙にある時は、知らせにどの紙かが出ます)。
オンライン申請の添付は、表示登記では 1 申請あたり 15MB までです。調査報告書・現場写真・資料をまとめた PDF が大きすぎる時は、ページを画像にして組み直し、小さな PDF にできます。
資料を JPEG・PNG・TIFF・PDF のどれかに、カラー・グレー・白黒のどれかで書き出します(CAD の背景に TIFF、お客様へ白黒の PDF、など)。入口は、図面の机の出す→「変換する」のデータコンバート(いま開いている資料)と、資料の机で資料を選んで右のデータコンバート(何件でも)です。「形式」と「色」のボタンを選んで変換するを押します。
資料を、開くのにパスワードが要る PDF(AES-256)にして保存します。お客様へ図面や資料をお渡しする時などに使います。入口は、図面の机の出す→「変換する」のパスワードを付けて保存(いま開いている資料)と、資料の机で資料を 1 つ選んで右のパスワードを付けて保存です。
オンライン申請(登記・供託オンライン申請システム)に添付する図面情報ファイルを作ります。印刷プレビューの右下の申請用の図面ファイル(TIFF)、または左のレールの出すから開きます。
作った TIFF は現場の資料にも残りますが、ブラウザでは開けない形式のため、机では中身を表示できません。図面が規程に合っているかどうかは、申請を受けた登記官が判断します。このアプリは形式と様式を揃えるところまでです。
上のバーの保存で、保存と読み込みの画面が開きます。Ctrl+S は、.json を開いて(または一度保存して)作業している時はそのファイルにそのまま上書き保存し、まだ無い時はこの画面を開きます。別の名前で残したい時は、Ctrl+S ではなく保存から保存してください。
未保存の変更があると、保存のボタンに ● が付きます。自動退避はファイルへの保存の代わりにはなりません。作業の終わりには .json に保存してください。
別の現場に移る時は、資料の机の上の新規で、いまの作業をすべて片付けてまっさらに戻します(未保存の変更がある時は先に確認が出ます)。
「⚙ 詳細設定」→「プロジェクトの保存先」の「① パソコン」にフォルダを指定しておくと、以後は場所を選ばずに保存でき、「プロジェクトを開く」もそのフォルダから開きます(Chrome/Edge)。「② クラウド同期フォルダ」に Google ドライブや Dropbox の同期フォルダ(パソコンにアプリを入れると作られる G:\マイドライブ\… など)を指定すると、保存のたびにパソコンとクラウドの両方に同じ .json を書き出します。このアプリはクラウドに直接はつながないので、ログインや認証の期限切れはありません。
スタイル(線・円・文章など)と印刷のプリセットは、このブラウザに自動で保存されています。スタイルのプリセットは「🎨 スタイルプリセットのバックアップ」でファイルに書き出しておくと、ブラウザのデータを消した時や別のパソコンでも戻せます(印刷のプリセットは書き出しの対象外です)。
| キー | はたらき |
|---|---|
| Q/W | 資料の机へ/図面の机へ |
| R | 選んでいる資料を、開いている図面に重ねる(複数なら 1 件ずつ。重ねる途中は次を重ねる) |
| Ctrl+B | 左の板を開く/閉じる |
| V K G N | 選択・移動/縮尺合わせ/座標読取り/点を置く |
| L C D A | 線を引く/円を描く/寸法(2 点間距離)/求積 |
| T S P F E | 文章/記号/フリーハンド/色塗り/消しゴム |
| I H B M | 文字選択/蛍光ペン/墨消し/修正テープ(文書の顔) |
| Ctrl+Z/Ctrl+Y | 元に戻す/やり直す |
| Ctrl+C/Ctrl+V/Ctrl+X | コピー/貼り付け/切り取り |
| Delete | 選んだ図形を消す |
| Enter/Esc | 連続線・求積の確定(複数を重ねる途中は次を重ねる)/描きかけの取り消し・選択の解除 |
| 1〜9・@・Tab | コマンド欄に入って数値を打つ(線・寸法・求積・点の道具の時) |
| Ctrl+ホイール | 拡大縮小 |
| Space+ドラッグ | 画面の移動(中ボタンのドラッグでも) |
| +/-/0 | 拡大/縮小/全体表示 |
| PageUp/PageDown | 前後のページ(Ctrl を付けると前後の資料) |
| Ctrl+S/Ctrl+P | プロジェクトを保存(開いている .json があればそのまま上書き)/印刷プレビュー |
| F1 | アプリの中の「使い方」 |
はい。登録不要・無料でお使いいただけます。インストールも要りません。AI-OCR を使う場合だけ、Google または Microsoft のキーをご自身で用意していただきます(10 章)。
資料のファイルそのものは送られません。資料はお使いのパソコンのブラウザの中だけで扱います。外へ出るのは、地図を読み込む時の「どの年・どの市区町村か」、AI-OCR を使う時に囲んだ範囲の画像、公開アドレスで開いた時のアクセス解析だけです。登記情報(所有者の氏名・住所)は外へ出ません。
このアプリは開くたびに必ず何も入っていない状態から始まります。続きをする時は[保存]でプロジェクトファイル(.json)に保存しておき、次回は[保存]→[プロジェクトを開く]でそのファイルを開いてください。保存し忘れた時は、同じ画面の「前の状態に戻す(自動退避)」やスナップショットから戻せることがあります。
印刷プレビューを開くと、図面は原寸(等倍)で置かれます(「全ページ共通」の「開いた直後は原寸(等倍)で置く」が既定でオン。画像はスキャナーで取り込んだものなど、解像度がファイルから読めて 150dpi 以上・その解像度で A3 に収まるものだけ原寸で、カメラの写真や解像度の分からない画像は用紙に合わせます)。位置や大きさを変えた後は「図面の大きさ」の[原寸(等倍)]で戻せます。そのうえで、プリンターの印刷画面で「倍率=100%(実際のサイズ)」「余白=なし」にしてください。「用紙に合わせる」のままだと約 4% 小さくなります。
解像度の分からない画像は、縮尺合わせの「2 点で合わせる」を使います。距離の分かる 2 点をクリックして、実際の距離を入れてください。解像度の記録されたスキャン画像なら、PDF と同じく数値で入れられます。
座標読取りの板の「測地系変換をひらく」、または点と座標の帯の「測地系を変える」で、日本測地系 ⇔ 世界測地系に変換できます。国土地理院の TKY2JGD パラメータファイル(.par)を一度読み込むと使えます(読み込んだファイルはこのパソコンに保存され、どこにも送りません)。系(1〜19 系)は必ず正しく選んでください。
Google 側が混み合っている時は、読み取り先を Microsoft Azure に切り替えて読み直せます(Azure の準備)。AI-OCR をオフにすると、通常の読み取り(パソコンの中だけで完結)に戻ります。
いいえ。30 日間というのは Azure の無料アカウントの試用期間のことです。30 日後に届く案内で「従量課金制」への移行を選べば、価格レベルが「Free F0」のままなら料金はかからず、毎月 500 ページまで無料で使い続けられます。移行しないとアカウントが止まり、Azure での読み取りができなくなります(30 日後の手続き)。
建物図面は、各階平面図の建物の向きに合わせて作るのがふつうなので、既定では紙の向きを主である建物に合わせます(建物は正立のまま、敷地・隣接地・方位が回ります)。北を上にしたい時は、「建物」の板の④の「紙の向き」で北上を選んでこの向きにするを押してください(13 章)。
形式(TIFF・白黒 2 値・G4・400dpi・B4・1 ページ・300KB 以下)とファイル名は法務省の定めに合わせてあります。電子署名は申請用総合ソフトで付けてください。図面の内容が規程に合っているかどうかは、申請を受けた登記官が判断します。
カードの各欄は手で直せます。スキャンした登記事項証明書は文字認識で読むため、読み違いが出ることがあります。直すより打った方が早い時は、[+ 土地を手入力][+ 建物を手入力]で最初から入れてください。